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失敗体験と成功体験

[2024.09.14]

利用者のNです。

 

人生最初の失敗体験といえば、もう42年前になりますが、小学6年生の時に中学入試に失敗したことです。

小学3年生の頃より四谷大塚に通って勉強していたのですが、家では勉強するふりをして漫画ばかり描いていたので、受験対策の準備は出来ていない状態でした。

志望校は第一志望はW中学だったのですが、そんな状態では受かるはずもなく見事に落ちました。

ところが、両親には子供を公立の中学に行かせる気がなく、仕方なく滑り止めに千葉にあるI学園中学に受かったので、そこに通うことになりました。

しかし、とにかく家から遠かったので、毎朝5時起きで6時15分の電車に乗って通っていました。

通学だけで時間的にも体力的にも大変なので、部活は一切出来なかったです。

その学校は中高一貫教育の学校でしたが、高校まで家から遠いその学校に通う気は全くなく、高校受験を決意しました。

具体的には少人数制の塾に通い、電車の生き帰りなど参考書を繰り返し読むなど必死で勉強しました。

中学3年の頃は一生で一番勉強したと思います。

 

そこから人生最初の成功体験になるのですが、高校受験では、自分としては、とにかく大学受験をしたくなかったので、大学の付属を第一志望にしていました。

W大学の付属である、W大学高等学院かK大学の付属であるKS高校を視野に入れていました。

学校ではそこは中高一貫教育の為、教師の反応は冷たく、内申書を書かないとも言われましたが、面接で涙ながらに希望を訴えたのを覚えています。

両親も受かるはずがないと反対していましたが、塾の講師だけが君だったらどこでも受かると励ましてくれました。

 

そもそもきっかけは小学生時代からの親友である友人から中学3年の夏休みに彼の熱海の別荘で、将来の事を真剣に考えた方がいいと言われ、高校受験を決意したのを覚えています。

当時は将来建築をやりたかったので、W大学の建築学科を視野にいれて、付属のW大学高等学院を第一志望にしました。

実際に学校見学に行って、校門もなく、公園の中にひっそりと学校名が書かれている木の表札がポツンと置かれている。その佇まいに惚れ込んで、絶対にこの学校に行くんだと決意したのを、今でもよく覚えています。

 

なにしろ受験を決めたのが中3の夏休みだったので、それからは寝る間も惜しんで勉強に明け暮れました。恵まれていたのは、アドバイスをくれた友人、良い塾とそこの講師や、良い参考書に出会ったことです。

一生のうちで一番勉強したのがこの期間であると言っても過言でありません。

合格発表の日は帰りのバスを乗り間違えてしまい、帰宅が遅くなり、母親と叔母に心配をかけたのも今では良い思い出です。

 

 

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