藤井竜王の凄さ
みなさんこんにちは。りんくスタッフのKです。
前々回のブログでは、藤井聡太さんの四冠達成について書きました。
今回はその続き、藤井竜王の凄さについて書いていきたいと思います。
前回の内容や、なぜ「藤井四冠」ではなく「藤井竜王」と呼んでいるのか、気になる方は ↓ のブログをご覧ください。
さて、凄い凄いと常に話題になる藤井竜王。
今回は、「何がそんなに凄いのか」を解説していきたいと思います。
…が、如何せん私も将棋に関しては素人ですので、「この一手が凄い!」といったお話は残念ながら出来ません。
なので、わかりやすく「記録」と「数字」に着目してみたいと思います。
数々の記録
藤井竜王の持つ記録は以下の通りです。
かなり多いので心してご覧ください。
・最年少四段昇段(将棋のプロは四段から。四段昇段とはプロ入りのことです。)
・最年少一般棋戦優勝(一般棋戦=タイトル戦以外の公式戦です。)
・最多連勝(デビューから負けなしの29連勝!話題になりましたね。)
・最年少六段昇段
・最年少七段昇段
・最年少通算100勝
・最年少一般棋戦連覇
・最年少タイトル挑戦
・最年少初タイトル獲得(王位奪取!)
・最年少二冠(棋聖奪取!)
・最年少八段昇段
・最年少通算200勝
・最年少三冠(叡王奪取!)
・最年少初タイトル防衛(棋聖防衛!)
・最年少九段昇段
・最年少四冠(竜王奪取!)
・4年連続勝率8割以上(史上初、記録更新中!)
・竜王戦ランキング戦5期連続優勝(史上初)
・王位戦予選から無敗で王位奪取(史上初)
・竜王戦ランキング戦から無敗で竜王奪取(史上初)
・タイトル戦初登場からの連続奪取・防衛(=タイトル戦6戦全勝。史上初、記録更新中!)
主にプロ入り後の記録をまとめてみました。
これだけの記録を持っていたなんて、書いている私も驚きです。
さらに言えば、藤井竜王のプロ入りは2016年10月。まだ5年しか経っていません。
5年間でこれだけの記録を打ち立てるなんて、凄いという表現では足りないくらいですよね。
年間勝率/通算勝率
次に「数字」についてですが、ここでは藤井竜王の「勝率」に注目したいと思います。
先ほど、「4年連続勝率8割以上(史上初)」という記録を紹介しました。
※藤井竜王のプロ1年目は3か月しかないため、勝率は10割(!!)ですがカウントしません。
凄いことは凄いんだなと感覚ではわかるかもしれませんが、どれだけ凄いのでしょうか?
その凄さを理解するためには、他の棋士たちの勝率と比べてみるのが手っ取り早いかと思います。
そもそも、プロ棋士の年間勝率はどの程度かご存じですか?
「4年連続が凄いのであって、勝率8割の人ならそこそこいるんじゃない?」
そう思ったそこのあなた!!
実は、「年間勝率8割」がかなり凄い記録なんです。
日本将棋連盟は、今年で創立97周年を迎えました。
その長い歴史の中で、年間勝率8割を達成した棋士は、なんと僅か10名。
全冠制覇(当時七冠)したあの羽生善治さんですら、プロ生活35年の中で年間勝率8割達成は3度しかありません。
プロ棋士の勝率って思ったより低いかも…と感じる方もいるかもしれません。
それもそのはず、実は将棋界は、プロになること自体がとてつもなく難しいんです。
世の中には数多くのプロが存在していますが、将棋ほど厳しい世界はないんじゃないでしょうか。
将棋のプロになれる人は、実は年間たったの4人と決まっています。
それだけの狭き門を突破した人たちの集まりがプロ棋士です。
プロ棋士というだけで、実は既に天才的な存在な訳です。
そんな人たちが戦っていると考えれば、勝率を上げることはとても難しいと理解できる気がしますよね。
そんな中、デビュー以来毎年勝率8割超えの藤井竜王。
どれだけ凄いのかがよ~くわかると思います。
さらに言えば、プロ入り間もない内はトップ棋士との対局も少なく、高い勝率は比較的出やすい(と言ってはかなり語弊がありますが…)と言われています。
ところが、近年の藤井竜王はトップ棋士との対局ばかり。
ここ最近はタイトル戦の常連にもなりつつあります。
そんな状況でも勝率8割超え、それどころか、タイトル戦「だけ」の勝率も驚異の0.840。
大袈裟ではなく、本当に敵なし状態です。
通算勝率に至っては、現在のプロ棋士の中で藤井竜王に次ぐ勝率は永瀬拓矢王座の0.706。
通算勝率7割を超えればトップ棋士という世界で、現在藤井竜王の通算勝率は0.839。
それもそのはず、だって毎年勝率8割超えているんですもの。
もはや異次元な存在といっても言い過ぎではないような気がします。
将棋界は今、藤井一強と言われることも多いですが、それも納得してしまいますね。
いかがだったでしょうか。
藤井竜王の凄さはしっかりと伝わりましたか?
人に何かを伝える時には、客観的な事実を伝えると説得力が出ると言います。
今回は「記録」と「数字」という、まさに主観抜き、事実100%のデータをもとに、藤井竜王の凄さをしっかりとお伝えしました。
就職活動においては、自分の良いところを自分でアピールすることが必要になります。
そこで、例えば「自分にはこれだけ熱意がある」といった主観だけではなく、「上司からこう評価された」「売上を〇〇%上げた」といったような客観的事実を交えることで、自分のアピールにより説得力が出てきます。
是非客観的な視点を意識して自分を見つめなおしてみましょう。
今回も将棋について熱く語ってしまいましたが、最後に無理やり就活の話に繋げたところで終わりにしたいと思います。
長々と書いてしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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