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たかがビーター、されどビーター ~自分好みの音探し~

[2022.08.25]

みなさんこんにちは。

りんくスタッフのタングステンです。

8月7日に立秋を迎え、暦の上では秋の気配をだんだんと感じる季節となってきました。

……秋の気配……?

秋の気配と言えば…そう!みなさんご存じ「凛として時雨」ですね。

~「君に見せたアルペジオは演じているの?消えればいい」~

夕景を見ながら345さんの力強くも切ない歌声を聴けば嫌でも秋の気配を感じることができますのでオヌヌメですYO!

気になった方はYouTubeで「秋の気配のアルペジオ」を検索!

 

さて、今回のテーマはタングステンおすすめのビーターについてです。

「そもそもビーターって?」と思ったそこのあなた様。

本日の記事をお読みになり、ドラムの世界へ足を踏み入れてみませんか…?

 

ではでは、まずはビーターの説明から始めていきましょう。

ドラムセットにはスティックで叩いて演奏する部分と足で演奏する部分があります。

例えばシンバル類、スネア、タム類などはスティックを用いて手で叩いて演奏します。

足で演奏(操作)するものはバスドラムやハイハットの開閉などがあります。

バスドラムを足で鳴らすために必要となるのがフットペダル(キックドラム)と言われる踏む動作と連動して打面を叩く器具です。

そのフットペダルに装着された打面を叩く部分がビーターと呼ばれる部分なのです。

残念ながら写真が無いので、気になる方はヤホーやゴーグルで検索してみてくださいね。

 

ドラムは叩けば音が出るアナログな楽器なので、ギターやベースで言うところのスチール弦なのかニッケル弦なのかナイロン弦なのかで音が変化するように、打面を叩くものの材質によって音が変化します。

ビーターやスティックも弦と同じように、様々な種類の材質が選べるようになっています。

ちなみに楽器を演奏する人は音の輪郭を「アタック感」で表現したりしますね。

個人的な印象ですが、バスドラムで言うと中音域~高音域が出てくるとバチッバチッとアタック感があり「硬い音」と認識される傾向にあるように感じます。

僕も現役時代にはいろいろな種類のビーターを試してあーでもないこーでもないと実験しておりました。

今回の記事では僕の独断と偏見によるビーターの材質の違いを解説していきます。

 

①フェルト

フットペダルに標準で装備されていることが多いフェルトビーター。

音質としてはマイルドなイメージで、アコースティックや歌物などの激しくない音楽にマッチする印象です。

アタック感が適度に抑えられていて、ふくよかな低音感を前面に印象付ける音ですね。

16分音符の細かいフットワークを多用する方は粒が立ちづらい音質なので、避けた方がいいかもしれません。

 

②ウッド・樹脂

「とにかくアタック感が欲しいお!(^ω^)おっおっ」という方にはウッドや樹脂がオヌヌメですYO!

フェルトと比べるとバチバチと輪郭がはっきりした音ですので、ハードロックやヘヴィメタルのようなバンドサウンドの中でも埋もれずに抜けてくれる音になります。

バンドで練習しているときにバスドラムの音をはっきり聞きたい方は是非ともウッドを使ってみてください。

僕はラウド系のバンドをやっていた時からウッドビーターの虜になってしまい、どんな音楽でもウッドビーターを使うバチバチ系ドラマーになり果ててしまいました。

アイアンコブラのウッドビーターと「赤リンゴ」という愛称で親しまれているダンマーのウッドビーターが特にお気に入りです。

 

③ラバー

ラバービーターはフェルトとウッドの中間のような印象のビーターです。

程よくアタック感があり、フェルトのような低音感も出る印象ですね。

ウッドほどのアタックがあると目立ち過ぎちゃうけど、フェルトよりもはっきりとした音にしたいと考える方は是非とも使ってみてください。

ちなみに大学の軽音サークルに入っていたころに先輩がラバービーターを使っていましたが、ビーターが熱を持つと打面に張り付いてしまうことがあると話していたのを思い出しました。

その先輩はヘヴィメタルも演奏していたので、細かいフットワークを多用するジャンルとは相性が悪いのかもしれません。

 

今回ご紹介したビーターは代表的なものだけなので、世界には面白い材質のビーターがまだまだあるかもしれません。

僕が知っている中では金属製のビーターやモフモフした見た目のビーターもあったので、欲しい音が出る材質を選んでみてください。

リハーサルスタジオやライブハウスのドラムセットを借りる際には、打面の消耗の激しい素材はなるべく使わない方がいいかもしれません。

過去に経験した話ですが、ウッドや樹脂は打面を痛めるのでフェルトに変えてくれとPAさんに言われたことがあります。

材質が変わるとリバウンドの感覚も変わってくるので、その時は演奏に集中できなかったですね~。

余談ですが、ライブの時はPAさんが生の音に味付けしてくれますので、「アタック感を強調したい」「アタック感を削ってほしい」などバンドの求める音像があればサウンドチェックの時に伝えましょう。

上手な(こちらの要望を聞いてくれる)PAさんであればフェルトビーターでも硬めの音にしてくれます。

ただ、大幅な音の加工はできませんので、ある程度材質選びや自分の奏法の工夫などで好みの音色に近付ける必要はあります。

同一素材であってもメーカーによって出音が変わったりするので、いろいろ試すと面白いですYO!

 

【今日の出勤時にタングステンが聴いていた曲をご紹介】

バンド名:Oceano

曲  名:Dead Planet

コメント:ヴォー!って気分の時によく聴いております。とても癒されるオヌヌメ曲ですが、ご視聴は自己責任でお願いいたします。笑

 

 

 

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