りんくでのプログラムに取り組む中で感じたこと
こんにちは、就労移行支援事業所りんくメンバーのSです。
今回は私がりんくでのプログラムに取り組む中で感じたことなどを主題として文章を書いていきたいと思います。
「就労移行支援」という普段聞くことが無いような耳馴染みのない単語を外部の方が聞くと具体的にどんな内容の活動を行っているのかイメージするのは中々難しいと思われます。
私も実際に見学説明会や体験に参加するまでPC操作や面接練習、書類添削などの就職活動を行うための予備校のようなものかという漠然としたイメージを抱いていました。
実際に、就職活動に備えてスキルを上げるための活動も「就活講座」というプログラムの中で行っていくのですが、入所後一通りのプログラムを受講した後に私が感じたのは、障がいのある状態でも安定して就労を継続することができる自己管理能力を向上させるという面に重きを置いているという点でした。
そうした点を最も強く感じたプログラムが「自分を知る」というプログラムです。
内容としては11回の講義を通じて自分の現在の生活習慣や健康状態、ストレスを感じやすい環境と対処法、働く上での得意不得意など自身の特性や行動の傾向などについての振り返りをその回のテーマごとに行い、最終回の12回目にそれらの振り返りを元にして、振り返った内容について纏めた自分自身の取扱説明書のようなものを作成する内容となっています。
面接練習やPCトレーニングのように分かりやすくスキルを向上させるという内容ではないのですが、プログラムの中で自分自身を細かく振り返るという体験は今後就活を行う中で様々な場面に影響を与えてくるのではないかと私は考えます。
まず、何ができて何ができないかという得意不得意や自分がストレスを感じやすい要因は何かといった点に対する理解はどこでどのように働きたいのかという職業選択を行う際に大きな基準となりますし、そうして明確になった事柄を他者に正確に伝え、自分のことを理解してもらうという場面も実際に面接などを行っていく中で今後少なからず出てくるのではないかと面接練習を行う中で感じることが多いです。
このように自己理解を深めることの重要性を感じた場面は活動の中で多々有るのですが、活動に取り組む前と後で自分が最も大きく変化した点は自分の行動特性や思考の傾向を理解することで自分自身の気持ちをある程度コントロールすることができるようになった点だと私は感じています。
就労移行支援事業所りんくでは、障がいのある方の「働く」をサポートしています。就職前の訓練から、就活支援、就職後のサポートを一貫して行っています。
ご興味のある方は、まずはご連絡いただければと思います。
見学説明会も随時受付しております。